オフシーズンの道具のお手入れ|ブーツ編
5月。今年も道内全てのゲレンデがスノーシーズンの営業を終了しました。
名残惜しい気持ちもありますが、次のシーズンを迎えるためにやっておかなければいけないことがあります。スノーボードギアのメンテナンスです!
この記事では、MOJANEユーザー赤石さんからの情報を基に「シューズ用のクリーナーを使ったスノーボードブーツのお手入れ」をご紹介します。
天気の良い春の日は、スノーボードブーツに風を当てて、収納前のお手入れをしてみませんか。
収納前にやっておきたいブーツのお手入れ

シーズン中はインナーを乾かす程度で使い続けることが多いと思いますが、雪解け時期のゲレンデではアウターに泥がついたり、水が浸みたり、汗をたくさんかくこともあります。
春まで使ったブーツをそのまま仕舞ってしまうと、カビや悪臭の原因に…!
収納前は1シーズンの汚れを落としてリフレッシュ。パーツの不具合などもチェックしておくと次のシーズンの準備もスムーズです。
インナーブーツの消臭+乾燥

アウターブーツからインナーとインソールを取り出し、シューズ用やファブリック用の除菌消臭スプレーをまんべんなくかけて乾かします。
直射日光や熱源を当てず、風通しの良い場所で自然乾燥がベストです。
つま先側は乾きにくいので、ブーツ用乾燥材を使用するのも良いでしょう。
アウターブーツの汚れ落とし

アウターブーツに付いた泥や砂は、シューズ用ブラシや硬く絞ったタオルで落とします。
ブーツの底には小石がたくさん詰まっていたので、ペンチで取り除きました。
白ソールの摩擦跡が目立つ場合は、消しゴムでやさしく擦ってみてください。結構薄くなります。

ブーツのボディ部分は、シューズクリーナーを使用しました。クリーナーには泡、クリーム、リキッドなど、色々なタイプがあると思います。汚れが気になる部分を中心にクリーナーを付け、付属のブラシでゴシゴシ。
細かな部分は歯ブラシを使ってみてください。また、クリーナーはキッチン用のクレンザーでも代用できるそうです。(白いスニーカーでもお試しください!)
仕上げにタオルでよく拭きあげ、直射日光が当たらない場所で乾かします。この時、アウターブーツ内にもシューズ用の消臭除菌スプレーを使用しました。
※使うほどに味が出る系のレザーブーツは、レザー用ブラシとクリーム等をお使いください。
型崩れしない様に保管

インナーとアウターが十分乾いたことを確認したら、ブーツを一体に戻し、BOAやブーツレースを締めて仕舞います。
BOAやブーツレースを緩めたまま長期間保管すると型が崩れてしまう恐れがあるので、タンを収めて締めます。ブーツキーパーの使用もおすすめです。
収納する際は、保管用の箱や袋に入れます。環境によってはカビ防止の為の乾燥剤を入れます。できるだけ湿度が高くならない場所で保管しましょう。

他のハードギアのメンテナンス
ビンディング
シーズンを終えたら、ビンディングをボードから外し、よく乾かしてからパーツの状態を確認後、収納。パーツの劣化が見られた場合は、早めに取り寄せて交換してください。
スノーボード
ボードはクリーニングとホットワクシングで滑走面を保護。エッジやビス穴の錆もチェックしましょう。
約半年間のシーズンオフ。道具の劣化をできるだけ防ぎ、良い状態を長く保つためにも、長期保管前のお手入れをお忘れなく!

赤石さん、ありがとうございました!